毛があるには意味がある・皮膚の構造と体毛の役割

髪の毛は[頭を守る働きがある]とわかっていても、体毛となると「ムダ毛を処理する」というくらいですから、よけいなものといった感じで見てしまいがちです。
人間の体の毛は、なんと500万本もあるとか。そのうち皮膚に生えている毛、表面に見えているのが3割程度。およそ130万〜140万本ぐらいだそうです。
つまり、残りの毛は皮膚の中にあって、成長段階にあるというわけです。

ここで簡単に皮膚の構造を説明しましょう。私たちが普段、「毛」と呼んでいるのは肌の表面から出ている部分のもの。正式には「毛幹」といいます。漢字で表してみると納得ですよね。「毛の幹」となるのがいわゆる「毛」。そして、皮膚の中にある部分を「毛根」。普段は見えない部分です。さらに毛根の一番下の部分にあって、球状にふくらんでいる部分を「毛球」と呼びます。

体毛はそれぞれの部位によって働きも多少異なりますが、まず外部からの刺激を守る役目を持っています。
眉毛やまつ毛が目を保護するように、陰毛は生殖器を守る働きが。わき毛は摩擦を保護し、熱を保持したり発汗作用もあります。
体温調節を行っているのは皮膚ですが、体毛にもそれを助ける役目があります。
また、紫外線を吸収して肌を守ってくれたり、体内の老廃物や毒素も毛によっても排泄されるのです。考えてみると、私たちの体は「体毛」によって守られている部分も多いということ。「脱毛」をする前に、ちょっといたわりの気持ちが生まれてきませんか? 決して、本来はムダなものではないのですよ。
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